ライカ M6とは?特徴や一緒に購入すると便利なアクセサリーを紹介

  • 2023年11月26日
  • 2024年4月23日
  • カメラ
  • 75view

近年、昭和や平成に流行した歌謡曲やファッションがもう一度話題になるなど、若者を中心に”あえて”時代を逆行するムーブが見られます。時系列で見ると昭和や平成に流行したものは古いですが、それを知らない10代、20代の人々にとっては新しいのです。

それはこの記事のテーマでもあるカメラにも同じことが言えます。高級カメラの代表格である『ライカ(Leica)』は、一般的に使われるデジタルカメラに加えて、その前の主流だったフィルムカメラの製造を続けています。

その中でも1984年から2002年にかけて作られた『ライカ M6』は2022年11月にリニューアルして復活した同ブランドの看板商品です。

この記事では『ライカ M6』を中心に、フィルムカメラの特徴や一緒に購入すると便利なアクセサリーの数々を紹介していきます。

ライカの歴史

『ライカ』はドイツの光学機器メーカー『エルンスト・ライツ』のブランド名です。1849年に設立された顕微鏡メーカー『オプティシェス・インスティトゥート』が前身とされています。

後に顕微鏡に用いるレンズを応用した技術でカメラ産業に参入すると、エルンスト・ライツ2世のもとで1925年に第一号の製品を販売。その際に「ライツのカメラ(Leitz Camera)」ということを略して『ライカ(Leica)』と名付けられたことが同ブランドの起源だとされています。

ライカの価格帯

高級ブランドである『ライカ』のカメラは最安のインスタントカメラで約6万円、フィルムカメラやデジタルカメラであれば約75万円〜約140万円ほどの金額となります。

今回紹介する『ライカ M6』も税込み84万7000円と気軽に購入できる価格ではありません。しかし、この価格には理由があります。

ライカが第一号の商品を発売してからおよそ100年、時代の変化とともにカメラは進化してきました。その中で同ブランドは常に最高峰の技術で写真家たちに愛される商品を開発し続けています。『ライカ M6』もその一つです。ライカのカメラは耐久性の高さで知られており、生涯にわたる自らの相棒となるかもしれません。

フィルムカメラとは

ライカ M6を紹介する前に、フィルムカメラについて解説していきます。

記事の冒頭で述べたように、近年は画面が搭載されたデジタルカメラが主流となっています。その場で撮影した写真を確認できるため、印刷後のイメージがしやすいです。

一方でフィルムカメラはデジタルカメラの前に主流だったカメラであり、本体に別売りの感光剤が塗布されたフィルムを入れて使用します。このフィルムに光を当てることで発生する「化学反応」を利用することで写真となります。

スマートフォンなどデジタル化が進む中で、あえて時代を逆行するようなフィルムカメラが再流行しています。

現在はフィルムカメラで撮影した写真であってもカメラ屋さんに行けば現像と一緒にスマートフォンへとデータを転送、もしくはCDにデータとして取り入れることも可能です。

フィルムカメラはフィルムの容量の関係もあるので、スマートフォンやデジタルカメラのようにシャッターを切り続けることは難しいです。このように不便な点はありますが、一方で一回一回シャッターを切る重みがあるため、高い集中力で写真撮影に臨むことができます。

また写真を現像して初めて自分がどのような写真を撮影したのかがわかるため、待ち時間の楽しさも魅力と言えるでしょう。

ライカ M6の”M”とは

ライカM6の”M”はドイツ語で「レンジファインダー(距離計)」を意味する”Messsucher’の頭文字です。「レンジファインダーカメラ」は、カメラ内部に小さな「距離計」を組み込むことで、レンズの動きと連動させてピントを得るように設計されています。

一眼レフカメラなどのフィルムカメラと違った操作性を覚える必要があるため、カメラ初心者の方がいきなり使うのは難しいかもしれません。しかし、操作さえ覚えてしまえば、撮影される範囲やピントの状態を正確に確認することや、撮影範囲の外側の状況も見ることができるためハイクオリティの写真を撮影することができます。持ち運びがしやすいコンパクトなサイズが多いので、旅行のお供としてカメラを持参するのもおすすめです。

ライカ M6とは

(出典:https://store.leica-camera.jp/products/detail/2393

価格847,000円(税込)

最新のMシリーズは11まで出ていることからもわかるように、ライカ M6は1984年から2002年にかけて製造されていた昔のカメラです。

2022年11月に復刻版として、いくつかの機能をアップデートしたライカ M6が発売されました。

復活するにあたって、いくつかの特徴がアップデートされています。オリジナルの「ライカ M6」は亜鉛ダイカスト製でしたが、復刻版は真鍮削り出しへと変更。より耐久性に優れたカメラへと進化しました。

ファインダー内に搭載されている現在の露出状況を確認するための2つの三角形に加え、より見えやすいように赤いドットを1つ追加。電池の残量表示やトップカバーの材質もリニューアルされています。

復刻版ということもあり、かつて使用していた方にはもちろん、新規で使ってみたいという方にもおすすめです。本体正面に見える赤文字のロゴは1984年に使用されていた当時のライカロゴで、使用感とともにタイムスリップしたような気分が味わえます。

おすすめアクセサリー7選

ライカのフィルムカメラをより使いこなすためにおすすめな7つのアクセサリーを紹介します。

①フラッシュ SF 40

(出典:https://store.leica-camera.jp/products/detail/208

価格70,400円(税込)

「フラッシュ SF 40」は、多機能で使いやすいフラッシュユニットです。明るさを表すガイドナンバーは40で、照射角は焦点距離24〜105mmの画角と、広範囲をカバーするのが特徴。ワイヤレスTTLモード、ハイスピードシンクロ、9段階調整可能なビデオライト機能など、機能も充実しています。それでいてわずか200gと持ち運びにも便利です。

②ライカ マクロ・アダプターM

(出典:https://store.leica-camera.jp/products/detail/229

価格106,700円(税込)

「ライカ マクロ・アダプター M」はマクロ撮影用のアクセサリーで、花や昆虫などを接写する際に非常に便利です。

フィルムカメラであるM型カメラ本体と「ライカマクロ・エルマーM f4/90mm」との間に装着して使用します。この2つを組み合わせると、組み合わせると倍率1:3のマクロレンズとなります。

③ビューファインダー・マグニファイアーM 1.4倍

(出典:https://store.leica-camera.jp/products/detail/260

価格48,400円(税込)

カメラのファインダー像を拡大して、精密なピント合わせをするためのマグニファイアーです。こちらのアイテムを接眼部に装着することで、0.72倍のファインダー倍率を等倍にします。

④ボールヘッド18 大 ブラック

(出典:https://store.leica-camera.jp/products/detail/205

価格35,200円(税込)

ライカMシステムで使用できる自由雲台です。カメラを確実に固定し、アングルを頻繁に変えながら撮影する場合に便利。さまざまな状況に即座に対応します。

⑤レリーズ 50CM

(出典:https://store.leica-camera.jp/products/detail/2059

価格7,700円(税込)

離れた場所からシャッターを切ることが可能なカメラアクセサリーです。長時間露光の場合などではごくわずかに振動が生じるため、こちらのケーブルレリーズとカメラを固定できる三脚を使用することがおすすめです。

⑥レリーズボタン LEICA 12mm レッド

(出典:https://store.leica-camera.jp/products/detail/721

価格8,800円(税込)

レリーズケーブルを繋げるためのネジ穴がついているシャッターボタンに取りつけるボタンです。下記の画像のように使用します。

⑦ライカ ボディ クリーニング ブラシ


(出典:https://store.leica-camera.jp/products/detail/1628

価格6,380円(税込)

カメラのクリーニングの際に使用するブラシです。伝統的工芸品の指定を受けた170年の歴史を誇る熊野筆を使用しています。適度なコシがあることで、毛先がカメラボディの細かい部分にも入り込んで、ボディを痛めることなくホコリを取り除きます。

おすすめ収納バッグ4選

①M用 ネオプレーンケース黒ショートノーズ

(出典:https://store.leica-camera.jp/products/detail/231

価格11,000円(税込)

ライカのフィルムカメラ専用の持ち運びケースです。開閉部分は使いやすいマジックテープを使用。メモリーカードを収納できるポケットを2箇所用意し、利便性に特化しています。

②コンビネーションバッグ M ビリンガム ブラック

(出典:https://store.leica-camera.jp/products/detail/196

価格44,000円(税込)

イギリスの高級ブランド『ビリンガム』がライカ専用にデザインしたバッグです。ライカMシステム用ケースの中でも群を抜いて使い勝手が良く、コンパクトな大きさながらも、M型カメラ2台とレンズ2本、またはM型カメラ1台とレンズ3本を収納することができます。

水や汚れをはじく頑丈な生地でできており、カメラと同じく優れた耐久性で長きにわたって使用できます。

③コンビネーションバッグ M ビリンガム カーキ

(出典:https://store.leica-camera.jp/products/detail/197

価格44,000円(税込)

イギリスの高級ブランド『ビリンガム』がライカ専用にデザインしたバッグです。②で紹介した商品のカーキ色のアイテムとなります。

④レザーシステムバッグ

(出典:https://store.leica-camera.jp/products/detail/2066

価格52,800円(税込)

モダン&コンパクトを実現したレトロな印象のシステムバッグです。カメラボディやレンズ、アクセサリーなどを収納できます。

底部が傷まないようにするためのメタル製の底鋲を使用。小型のタブレットも収納可能と実用性の高いシステムバッグです。

まとめ

この記事では2022年に復刻版が発売されたライカ M6の特徴や一緒に購入すると便利なアクセサリーを紹介してきました。

かつて主流だった当時のフィルムカメラを現代版にリニューアルしたイチオシのアイテムを手に取ってみてはいかがでしょうか。