「Nikon(ニコン)」のミラーレス一眼カメラ「Zシリーズ」について徹底解説。ミラーレス一眼カメラの解説や、おすすめモデル5選の紹介も

  • 2024年3月3日
  • 2024年4月13日
  • カメラ
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「Nikon」は日本発の世界的カメラメーカーです。20世紀前半から国内のカメラ産業を牽引し、多くの人に愛される高性能なカメラを作り続けてきました。現在の流行りであるミラーレス一眼カメラの生産にも力を入れており、業界の最先端を走り続けています。一台でも所有しておくと、間違いなく日々の生活の中に写真撮影の楽しさを加え、生活を豊かなものにしてくれるでしょう。

この記事では「Nikon」の歴史や特徴、ミラーレス一眼カメラのおすすめポイントについて解説し、「Nikon」が販売するミラーレス一眼カメラの人気シリーズ「Zシリーズ」について紹介します。

「Nikon」とは

日本発のカメラメーカー。デジタル一眼レフカメラに圧倒的な強みを持つ

「Nikon」は産業で用いられる光学機器や、カメラ、双眼鏡、顕微鏡などのレンズを用いた製品の製造に力を入れている企業です。古くから日本屈指の技術力を誇り、光学分野の企業の代表格とも言える存在でした。1959年に「Nikon」初となる一眼レフカメラ「ニコンF」を発売。これが大ヒットしたことで、国内外での地位を確立します。その後も技術のアップデートを重ね、時代の最先端を行くカメラ製品を数多く発売。中でもデジタル一眼レフカメラの性能に定評があり、現在の主力製品となっています。その一方で、近年はミラーレスカメラの製造にも力を入れており、事業を拡大しています。

「Nikon」の歴史

光学機械の国産化を目的に設立

「Nikon」は1917年、日本光学工業という社名で東京に設立されました。第一次世界大戦により光学機械の輸入が困難になったため、光学機械の国産化を進める必要が生まれたことが設立のきっかけです。1930年代に入り、第二次世界大戦が開始すると徐々に軍事製品の開発、製造へと方向性をシフトします。軍の偵察に使われる双眼鏡や、銃火器に装備されている照準器が主な製品でした。特に日本帝国海軍との結びつきが強く、多くの製品が海戦で使われていたそうです。

第二次世界大戦の終結をきっかけにカメラ産業を中心とする形に

1945年に第二次世界大戦が終結すると、日本光学工業はカメラ産業を事業の中心に据えます。1946年に完成した35 mmカメラには後にブランド名及び社名となる「Nikon」が名付けられました。1959年には日本光学工業初となる一眼レフカメラ、「ニコンF」を販売しカメラ業界の話題を攫います。この時「ニコンF」に採用されたレンズの「ニコンFマウント」は高い評価を受け、現在まで「Nikon」のカメラに用いられるレンズの基本形となっています。

社名変更とデジタル一眼レフカメラの製造開始

1988年には社名(商号)を日本光学工業から現在の「Nikon」に変更しています。1990年代に入るとデジタルカメラがフィルムカメラに取って代わるように。「Nikon」もその流れを読み、富士フィルムと共同で一眼レフタイプのデジタルカメラの開発に力を入れます。2000年代に入ってデジタルカメラの勢いはますます強くなったため、フィルムカメラ事業を大幅縮小。デジタルカメラ事業を主体とした企業へ形を変えました。

デジタルカメラの市場縮小とミラーレス一眼の人気シリーズ「Zシリーズ」の登場

世界的カメラメーカーの地位を確立した「Nikon」でしたが、2010年代に入ると異変が起こります。スマートフォンの普及などによって、デジタル一眼レフカメラの需要が減少したのです。それに取って代わるように出てきたのがミラーレスカメラと呼ばれる機種。デジタル一眼レフカメラを売りにしていた「Nikon」ですが、時代の流れを汲み、2018年にミラーレス一眼カメラ「Zシリーズ」の販売を開始しました。

ミラーレスカメラについて

ミラーレスカメラの歴史

2008年にオリンパス光学工業とパナソニックが「マイクロフォーサーズ」という規格を発表したのがミラーレスカメラの始まりです。同年にはパナソニックが世界初のミラーレスカメラ、「LUMIX DMC-G1」というモデルを販売しています。その後多くのメーカーが生産を開始し、現在では数多くのモデルが販売されています。近年はスマートフォンの普及によってデジタルカメラが需要を落としていますが、ミラーレスカメラはスマートフォンのカメラアプリとは大きく異なる写真を撮影できるため、需要を伸ばしています。

ミラーレスカメラの特徴

ミラーレスカメラはその名の通り、カメラ内にミラーが存在しません。写真を撮影する際にはまず、レンズが捉えた景色をそのまま映像に変換します。その後、カメラ内に搭載されている電子ビューファインダーや液晶モニターに変換した映像を映し出します。通常の一眼レフカメラからミラーと光学ファインダーを無くしたことで、小型化及び軽量化に成功しており、取り回しがしやすいのも特徴です。またミラーレスカメラには一眼レフカメラと同様に大型のイメージセンサーが搭載されているため、撮影した写真の画質やクオリティはしっかりと保証されています。

一眼レフカメラとミラーレスカメラの違い

一眼レフカメラとミラーレスカメラにはいくつか異なる点が存在します。

映像を映し出す方法の違い

一眼レフカメラはカメラ内に搭載されている鏡(ミラー)にレンズが捉えた光を反射させます。そしてその光を光学ファインダーに通すことで、レンズが捉えた景色を映し出します。一方でミラーレスカメラは前述したようにミラーを用いず、電子ビューファインダーや液晶モニターを用いて映像をそのまま映し出します。

カメラの大きさの違い

一眼レフカメラとミラーレスカメラではカメラ自体の大きさが異なります。一眼レフカメラはカメラ内にレンズが捉えた光を反射させるための鏡(ミラー)や光学ファインダーを搭載しているため、自然とカメラの大きさや重量が増加します。また一眼レフカメラのレンズ自体も重い物が多い傾向にあります。その反面、ミラーレスカメラは鏡(ミラー)や光学ファインダーを必要としないため、カメラをコンパクトな大きさで作ることができます。その結果、軽量で取り回しやすいものになります。

レンズの違い

一眼レフカメラとミラーレスカメラではレンズの種類も異なります。一眼レフカメラには単焦点レンズ、望遠レンズ、魚眼レンズなどさまざまな種類のレンズが存在しています。そのため、自身の用途に応じて適したレンズを揃えることができます。それに加えてメーカーの純正品以外にも多くレンズが販売されているため、安い価格で高性能のレンズを購入できます。反対にミラーレスカメラは製造が開始してから年月が浅いため、販売されているレンズの種類が少ないのが現状です。レンズの性能自体は高いものが多いですが、拡張性に欠けていたり、価格が高くなるといったデメリットがあります。もちろん今後時間が経つに連れて色々な種類のレンズが販売されるようになると予想されますが、現在はやや不便な状況に置かれていると言えます。

ミラーレスカメラのおすすめポイント3選

ミラーレスカメラのおすすめポイントはいくつかありますが、ここでは3つのおすすめポイントを紹介します。

カメラ初心者にも使いやすい

カメラは初心者だけど、スマートフォンではなくファインダーを覗いて写真を撮ってみたいという人にミラーレスカメラはおすすめです。コンパクトかつシンプルな作りになっているため、取り回しやすいのがその理由になります。いきなり一眼レフカメラは荷が重いと感じる方は是非、ミラーレスカメラを使ってみてください。

気軽に持ち運ぶことができる

気軽に持ち運べるのもミラーレスカメラのおすすめポイントです。ミラーレスカメラはかなり軽量かつ小型に作られています。なので遠方への外出時や、複数の場所で写真を撮影したいといった時に持ち運んで使いやすくなっています。日常的にカメラを持ち運ぶといった人にもおすすめです。

手軽に美しい写真を撮影できる

手軽に美しい写真を撮影できるのもミラーレスカメラのおすすめポイントです。ミラーレスカメラはコンパクトな作りながら、写真撮影の性能は一眼レフカメラに劣りません。なので、手軽にクオリティの高い写真を撮ってみたいという人は是非ミラーレスカメラを使ってみてください。

「Nikon」の販売するミラーレス一眼カメラ「Zシリーズ」について解説

「Nikon」によって2018年に販売開始されたミラーレス一眼カメラのモデルが「Zシリーズ」です。大口径のマウントにより光を多く取り込めるレンズを装着できるため、より美しい写真を撮影できます。それに加えて手ぶれ補正機能の搭載や、極力自然な景色を映し出すように作られた電子ビューファインダーの搭載など、使用者を助ける機能も満載です。2024年1月現在は全11種類のモデルが販売されているため、価格や自身の用途に応じて好きなものを選べます。

おすすめの「Zシリーズ」のカメラ

Nikon Z 30


(出典:https://www.nikon-image.com/products/mirrorless/lineup/z_30/

価格97,900円~(税込)
形式レンズ交換式デジタルカメラ
レンズマウントニコンZマウント
有効画素数2088万画素
撮像素子23.5×15.7mmサイズCMOSセンサー、ニコンDXフォーマット
総画素数2151万画素
シャッタースピード1/4000~30秒(ステップ幅:1/3ステップ)
レンズ手ブレ補正レンズシフト方式(VRレンズ使用時)
寸法(幅×高さ×奥行き)約128×73.5×59.5mm
質量約405g(バッテリーおよびメモリーカードを含む、ボディーキャップを除く)

Nikon Z 30は2022年8月5日に販売を開始したミラーレス一眼カメラです。動画撮影に関する性能が高く、日常のワンシーンを手軽に記録できます。カメラが自然に色を調節し、撮影した動画をより美しいものへと仕上げるピクチャーコントロールという機能も搭載。カメラ初心者の方でも簡単に動画撮影を行えるようになっています。それに加えて写真撮影性能も高く、サイズもコンパクトなので持ち運びも容易と、ミラーレス一眼カメラとしての高い完成度が魅力です。

Nikon Z 50


(出典:https://www.nikon-image.com/products/mirrorless/lineup/z_50/

価格119,900円~(税込)
形式レンズ交換式デジタルカメラ
レンズマウントニコンZマウント
有効画素数2088万画素
撮像素子23.5×15.7mmサイズCMOSセンサー、APS-Cサイズ/DXフォーマット
総画素数2151万画素
シャッタースピード1/4000~30秒(ステップ幅:1/3ステップ、1/2ステップに変更可能)
レンズ手ブレ補正レンズシフト方式(VRレンズ使用時)
寸法(幅×高さ×奥行き)約126.5×93.5×60mm
質量約450g(バッテリーおよびSDカードを含む、ボディーキャップを除く)

Nikon Z 50は2019年11月22日に販売を開始したミラーレス一眼カメラです。大口径のZマウントによってもたらされる高画質の撮影と、持ち運びに適したコンパクトなスタイルを兼ね備えています。また20種類のクリエイティブピクチャーコントロールによって、用途に応じた多彩な表現も可能です。カメラ初心者の方から上級者の方まで幅広く対応しています。

Nikon Z fc


(出典:https://www.nikon-image.com/products/mirrorless/lineup/z_fc/

価格129,800円~(税込)
形式レンズ交換式デジタルカメラ
レンズマウントニコンZマウント
有効画素数2088万画素
撮像素子23.5×15.7mmサイズCMOSセンサー、APS-Cサイズ/DXフォーマット
総画素数2151万画素
シャッタースピードシャッタースピードダイヤル使用時:1/4000~4秒(1ステップ)

メインコマンドダイヤル使用時:1/4000~30秒(1/3ステップ、撮影モードMでは900秒まで延長可能)

レンズ手ブレ補正レンズシフト方式(VRレンズ使用時)
寸法(幅×高さ×奥行き)約134.5×93.5×43.5mm
質量約445g(バッテリーおよびメモリーカードを含む、ボディーキャップを除く)

Nikon Z fcは2021年7月23日に販売を開始したミラーレス一眼カメラです。フィルムカメラを彷彿とさせるレトロなデザインが特徴的で、持っているだけでもおしゃれな雰囲気を醸し出してくれます。性能面に関しても自動で瞳にピントを合わせてくれる瞳AF機能や画像の明るさを調節する露出補正など便利な機能が満載です。

Nikon Z 5


(出典:https://www.nikon-image.com/products/mirrorless/lineup/z_5/

価格287,100円~(税込)
形式レンズ交換式デジタルカメラ
レンズマウントニコンZマウント
有効画素数2450万画素
撮像素子35.9×23.9mmサイズCMOSセンサー、APS-Cサイズ/DXフォーマット
総画素数2528万画素
シャッタースピード1/8000~30秒(ステップ幅:1/3、1/2ステップに変更可能、撮影モードMでは900秒まで延長可能)
レンズ手ブレ補正レンズシフト方式(VRレンズ使用時)
寸法(幅×高さ×奥行き)約134×100.5×69.5mm
質量約705g(バッテリーおよびメモリーカードを含む、ボディーキャップを除く)

Nikon Z 5は2020年8月28日に販売を開始したフルサイズミラーレス一眼カメラです。SDカードダブルスロットによる高い記録性能やレンズとボディにそれぞれ搭載された手ブレ補正機能など、フルサイズ機初心者の方にも使いやすくなっています。

Nikon Z 6II


(出典:https://www.nikon-image.com/products/mirrorless/lineup/z_6_2/

価格182,600円~(税込)
形式レンズ交換式デジタルカメラ
レンズマウントニコンZマウント
有効画素数2432万画素
撮像素子35.9×23.9mmサイズCMOSセンサー、APS-Cサイズ/DXフォーマット
総画素数2493万画素
シャッタースピード1/8000~30秒(ステップ幅:1/3、1/2ステップに変更可能)
レンズ手ブレ補正レンズシフト方式(VRレンズ使用時)
寸法(幅×高さ×奥行き)約134×100.5×69.5mm
質量約675g(バッテリーおよびメモリーカードを含む、ボディーキャップを除く)

Nikon Z 6IIは2020年8月28日に販売を開始したフルサイズミラーレス一眼カメラです。優れた画素数と瞳AF機能や手ブレ補正機能の充実度は「Zシリーズ」の中でも群を抜いています。価格は高めですが、カメラ上級者の方でも満足できる性能となっています。

まとめ

以上が「Nikon」の歴史や特徴、ミラーレス一眼カメラのおすすめポイントについての解説。「Nikon」が発売するミラーレス一眼カメラの人気シリーズ「Zシリーズ」の紹介でした。

「Nikon」の販売するミラーレス一眼カメラを使うことで日々の生活に写真撮影という新たな趣味が生まれ、人生をより楽しくしてくれます。この記事では「Nikon」が販売している「Zシリーズ」について詳しく紹介しているので、これを機にお好みのミラーレス一眼カメラをお探しになってみてはいかがでしょうか。