おしゃれな部屋の作り方とは?インテリア実例と共に抑えるべきポイントを紹介

雑誌で見かけるようなおしゃれな部屋に住んでみたいものの、何から始めればいいかわからないという方も多いのではないでしょうか。

この記事ではおしゃれな部屋を作るポイントを、実例と共にご紹介します。また、一人暮らしや賃貸の方に向けたポイントも解説しますので、ぜひ、参考にしてあなたの理想のお部屋を作ってみてください。

おしゃれな部屋を作るためのファーストステップ

インテリアのテイストを決めよう

お部屋作りで最も大切なことは、インテリアのテイストを決めることです。ただただ好きなインテリアを集めてしまうと統一感が無くなってしまいます。

まずは自分が好きだと思えるテイストを見つけ、イメージを固めていきましょう。雑誌やカタログ、今ではインスタグラムなどでもたくさんのインテリアコーディネート事例を見ることができますよ。

基本となる色と色数を決めよう

決めたテイストにもよりますが、インテリアコーディネートでは、ベースカラー・アソートカラー・アクセントカラーの3色にまとめると良いとされています。

最初にベースとなるカラーを大まかに決め、そこからアクセントとなるカラーを差し入れていき、メリハリをつけていきましょう。色数を多くするにしても少なくするにしても、3色を基本にして引き算・足し算していくのがポイントです。

部屋やインテリアのサイズを調べよう

お部屋を作る上でサイズを調べることは必須です。同じ系統の家具でも高さ・奥行き・幅の一つでも変わると、印象が大きく変わってしまいます。

例えば背の高い家具で揃えると圧迫感があり、部屋が狭く見えます。逆に背の低い家具で揃えると部屋は広く見えますが収納量が減ってしまい、少し不便になってしまいます。なので使い勝手も含めたバランスを考える必要があります。また床から天井の高さなど、部屋全体の大きさも把握すると良いでしょう。

おすすめ・人気のインテリアテイスト5選

大人っぽくまとめる「シンプルモダンテイスト」

(出典:https://www.pinterest.jp/pin/691865561530682450/

白、黒、グレーのモノトーンカラーでまとめたスタイリッシュでモダンなテイスト。

シンプルで大人っぽい雰囲気を出すことができ、より落ち着いたクールな雰囲気を出したい場合は黒の量を多くするなど、白と黒の割合で自分らしさを出すことも可能です。

白と黒のコントラストが強く、気になるときはグレーのアイテムを取り入れてバランスをとってみましょう。それでも気になるという方は自然素材の家具や木目調の雑貨、観葉植物などを取り入れると冷たい印象を緩和することができます。

女性に人気の温かみのある「北欧テイスト」

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自然素材の家具や雑貨をベースにファブリックなどでポップな色や柄を取り入れた、温かみのあるテイスト。

日照時間が短く、寒い時期が長い北欧ならではの室内の居心地の良さを重視したスタイルで、好きなものを自由に楽しみ、個性を活かすことができるのが北欧テイストの特徴です。

ほっとする「レトロ・ヴィンテージテイスト」

(出典:https://www.pinterest.jp/pin/985231162510489/

懐かしくて思わずほっとしてしまうような風合いのあるテイストです。

新品にはない年月を経ているからこその良さを感じることができます。また古家具を探す際に、ビビッとくる運命の出会いがあるかもしれませんね。

レトロ・ヴィンテージテイストは濃いブラウンの家具を使うことが多いため、全体のトーンが暗くなりすぎてしまうことも。そんな時はポスターや洋書などの小物や、観葉植物などのグリーンで明るさを取り入れるのがポイントです。

自宅だけど非日常感を味わえる「ホテルライクテイスト」

(出典:https://www.pinterest.jp/pin/1004021310654441805/

シンプルにものを少なくし、生活感を少なくすることで非日常感を味わえるホテルライクなテイストは心地よく過ごせるという観点で注目されています。

色数を少なくして全体に統一感を持たせること、上質なものを取り入れることがホテルライクな部屋作りのポイントです。日用品を収納して極力ものが見えないようにするだけでも近づくので、シンプルかつ収納量の多い家具を用意してみましょう。

無機質でクールな「インダストリアルスタイル」

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コンクリートや配管、コードが剥き出しで、その名の通り工業的な無機質感をあえて楽しむ無骨なテイスト。

クールな印象が強いので木材を使用したアイテムを取り入れることによってバランスを取りつつ、金属と木材の調和が味わい深いかっこよさを演出します。一方で、あえてプラスチックやスチールなどの無機質な素材を加えることで統一感をだし、さらにクールにするという手法もあります。理想のバランスを見つけるために試行錯誤するのも楽しいのではないでしょうか。

もっとおしゃれに、ワンランク上のおしゃれ部屋テクニック

素材にこだわる

家具のカラーやサイズを意識しようと前述しましたが、ワンランク上を目指したい方は、家具の素材にもこだわっていきましょう。素材を意識するだけでも大きく印象は変わってきます。

例えば、全く同じサイズの木製の家具でも無垢材・突板・古木など様々な種類があります。これだけでも印象が変わることがわかると思いますが、さらに言えば、同じ無垢材同士でも木の種類が違うだけで木目の印象や色の深みが変わるのです。ソファでも合皮・天然皮・ファブリックなどさまざまな素材があり、座り心地もイメージも全然違います。

なかなかイメージ通りに行かないときは素材を変えてみるとうまくいくこともあります。より魅力的な部屋にするために、家具を検討するときには、ぜひ、素材にも注目してみてください。

空間を大切に

お部屋作りでは色々な家具や雑貨などを足し算していきますが、引き算をしてあえて余白を作るのも大切おしゃれ部屋テクニックとなります。

余白がある方が使いやすく、見た目もすっきりして部屋が広く見えますし、垢抜けた印象を与えることができます。

一方で物量をあえて見せるというテクニックもあるため、一概にどちらが良いとは言えません。そのため、家にある家具や雑貨の数を考えて好みに合わせて色々と試してみましょう。

生活感をなるべく隠そう

お部屋をある程度コーディネートできてきたら、生活感を隠すというのもさらにおしゃれにするための大切な作業の一つです。

どんなにおしゃれな家具をおいてもリモコンが散らかっていたりテレビやゲーム機などのコードが剥き出しだとお部屋全体のおしゃれ感が損なわれてしまいます。逆に、すっきりと片付いている状態をキープするだけでおしゃれ度は上がります。

なので収納付きのテーブルを選んだり、部屋に馴染むデザインのチェストを置いたりして物が散らからない環境を用意しましょう。ゴミ箱なども生活感が出やすい部分なのでデザインにこだわってみてはいかがでしょうか。

おすすめのおしゃれ部屋アイテム5選

おしゃれな部屋にするためのアイテムというのは、生活の必需品となるようなものは多くはありませんが、あると私たちの気分を高揚させ、生活をより豊かにしてくれます。なので、ぜひ、お気に入りのアイテムを探して部屋に取り入れていきましょう。

間接照明

(出典:https://www.pinterest.jp/pin/1135470124797436346/

間接照明はムーディな演出をしたい時やリラックスタイムに活躍してくれます。

デスクタイプやスタンドタイプなど、その種類は様々で自分の部屋のスタイルに合わせて選ぶことができます。いくつも照明を重ねてみたり、電球の色や形などをこだわってみると良いかもしれませんね。

観葉植物

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おしゃれな部屋でよくみるものといえば観葉植物ですよね。観葉植物はグリーンで爽やかな気持ちにさせてくれるだけなく、部屋に明るい印象を与えてくれますし、なにより可愛い。

リビングに大きな観葉植物をドーンとおくのも素敵ですが、スペースが限られていたり、あまり大きいものは置きたくないという場合でもテーブルサイズの小さなものをちょこんと置いてみたり、窓辺に吊るしてみたりするだけでも印象は変わってきて、とてもおしゃれになります。

フラワーベース

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置いておくだけでも十分おしゃれな花瓶もたくさんあります。季節のお花なんかを入れればお部屋の中でも季節の移ろいを感じられて、生活がより豊かなものになります。

お出かけの際にお花屋さんに寄ってお花を買うなんていう楽しみも増えるかもしれないですね。またフラワーベースにドライフラワーを入れるのも、水やりや日光のお世話が必要ないので、飾り場所の自由度が高まって良いかもしれませんね。

ルームフレグランス

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おしゃれで居心地の良い空間にするためにはお香やキャンドル、ルームスプレーなどの香りを楽しむアイテムは欠かせません。見た目が良いものもたくさんあるため、玄関や洗面所、机の上に置いて、視覚的に楽しむこともできます。

アートフレーム

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自分の好きな絵や写真をフレームに入れて飾るだけでもおしゃれ度がぐんと上がりますし、好きなものなのでテンションも上がります。ただしフレーム選びはとても重要で部屋のテイストにあったカラー、形を選ばなくてはなりません。

例えば黒のフレームだったらシックでクールな印象になり、木製のフレームだと柔らかく温かみのある印象になります。また、季節に合わせて絵や写真を変えて楽しむのも良いかもしれません。

【一人暮らし・ワンルーム】のインテリア実例3選

ワンルームでも好きな家具を置いて自分好みのお部屋にすることはできます。ただし、狭いなりにレイアウトを一工夫する必要もあります。

ここからは実例と共にワンルームの工夫するポイントをご紹介していきます。ワンルームならではの楽しみ方もあるので、参考にしてみてください。

レイアウトを工夫し抜け感を意識したお部屋

(出典:https://www.pinterest.jp/pin/579064464607277851/

白、黒、ブラウンとシンプルなカラーをベースに存在感のある柄物のラグとバランスよく置かれたグリーンがアクセントとなっているこのお部屋。ソファやベッド、棚が壁際に寄せて置かれていて、ドアからの通路がしっかりと確保されています。

このように長方形のお部屋では家具を壁側に寄せることで中央のスペースを確保でき、部屋を広く使うことができるだけでなく、通常よりも広く見せることもできます。ドアからベランダまでの動線を意識することでも、部屋を広く見せる効果もあります。

二つの顔を持つクールモダンなお部屋

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白を基調にガラス製のものを多く取り入れることによってシンプルで透明感のあるお部屋です。グリーンもたくさん散りばめており、昼間は爽やかな印象があります。

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しかし夜になると、このように間接照明を多く取り入れていることによってムーディなお部屋へと変身。心安らぐ落ち着いた雰囲気になりました。

このようにアイテムをうまく使うことで、ワンルームでも違う印象を楽しむことができます。また、狭いスペースでは家具がぎゅっと詰まっているように見えますが、この部屋ではガラスのテーブルを取り入れることによって、抜け感を演出しているのもポイントです。

スタッキングシェルフを使った1LDK風なお部屋

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ワンルームの場合はスタッキングシェルフなどでスペースを仕切ることによって1LDK風のお部屋にすることもできます。

スタッキングシェルフなどの収納棚を用いることで、仕切りとしてはもちろん、収納機能も果たしてくれて一石二鳥なのでおすすめです。観葉植物などのグリーンを置くスペースにもなってくれるので部屋の雰囲気作りにも大活躍です。

仕切りの高さが高いと壁が迫ってきているような圧迫感になり部屋が狭く感じられますが、その分目線をしっかりと隠してくれます。反対に、仕切りの高さが低いと圧迫感はありませんが、仕切られている感が薄れてしまいますので自分の好みに合わせて購入を検討してみてください。

【賃貸】でもインテリアを楽しむアイデア

賃貸は制限もあるし、部屋の模様替えなんてできないと思って諦めていませんか。原状回復できるアイテムを使えば壁でも床でもあなたの理想に近づけることができます。ここからは賃貸のお部屋でもできるおすすめのアイデアを紹介していきます。

ウォールステッカーを貼る

(出典:https://www.pinterest.jp/pin/879609370944400298/

お部屋の壁を手軽にイメチェンすることができるのがこのウォールステッカーです。思うがまま、自由に好きな壁に貼ることができます。

貼って剥がせるタイプなら賃貸でも安心してペタペタと貼ることができますよ。サイズもテイストも豊富な種類が存在するので理想に近いものもきっと見つかると思います。

リメイクシートで大胆に

(出典:https://www.pinterest.jp/pin/832603049852775800/

貼って剥がせるリメイクシートで大胆に模様替えをするのも良いかもしれません。

リメイクシートは百均やホームセンターで簡単に手に入れることができて、柄も豊富で大人気。部分的に壁の色やデザインを変えるだけでもアクセントになります。また、フロア用のリメイクシートもありますので床の模様替えも手軽にできてしまいます。

まとめ

この記事では、おしゃれな部屋を作るためのポイントをインテリアコーディネートの実例と共に紹介しました。

「おしゃれな部屋」と言ってもテイストは様々ですし、人によっておしゃれだと思うものは違います。まずは、たくさん実例を眺めて自分の好みを明確にし、今回ご紹介したポイントを押さえて理想のお部屋作りをしてみてはいかがでしょうか。