ランボルギーニのイチオシ車両、「カウンタック」について徹底解説。最新モデル「ランボルギーニ・カウンタック LPI 800-4」の紹介も

  • 2024年2月3日
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「カウンタック」は世界的自動車メーカーであるランボルギーニが製造するスーパーカータイプの車両です。一度は生産、販売終了となりましたが、2021年に新型である「ランボルギーニ・カウンタック LPI 800-4」が発表されたことで再び日の目を浴び、自動車業界の話題を攫っています。一台でも所有しておくと、間違いなく日々の移動を快適かつ楽しいものにしてくれるでしょう。

この記事では「カウンタック」やそれを販売するランボルギーニの歴史や特徴、おすすめポイントについて解説し、最新モデル「ランボルギーニ・カウンタック LPI 800-4」について紹介します。

ランボルギーニとは

ランボルギーニは現在、世界的自動車メーカーという地位を築いています。元々は小さなチューニングショップから始まり、トラックやトラクターの製造を中心とするメーカーでしたが、スーパーカーの製造を筆頭に事業を拡大し、成長を遂げました。

イタリア発の自動車メーカー。元々はトラックやトラクターの製造をメインに

ランボルギーニは1949年にイタリアでフェルッチオ・ランボルギーニによって設立されました。元々は小さなチューニングショップからスタートし、トラックやトラクターの製造で収益を得ていましたが、1960年代からスーパーカーの製造を開始し、事業を拡大しました。今では、高級車メーカーの代表格とも言える存在となっています。ファイティングブルと呼ばれる猛牛のエンブレムがトレードマークで、ランボルギーニの威厳を分かりやすく示しています。実際に牛をモチーフとした車名が多いのも特徴です。また、同じく高級車を主力とする世界的自動車メーカーのフェラーリをライバル視していると言われています。

創業者フェルッチオ・ランボルギーニの功績

ランボルギーニを創業したのはイタリアのエミリア地方にあるレナッツォという町を故郷に持つ実業家、フェルッチオ・ランボルギーニです。幼い頃から機械をこよなく愛しており、工科大学に進学。その後は第二次世界大戦の勃発に伴い、徴兵を経験します。戦争終結後はギリシャのロドス島で自動車の修理工場を営み、生計を立てていました。

1946年にイタリアに帰国し、1948年には現在のランボルギーニの前身であるランボルギーニ トラットーリを設立。その後は世界的レース、ミッレミリアへの参戦も経験し、1963年にアウトモビリ・フェルッチオ・ランボルギーニを設立し、スーパーカーやグランツーリスモの市販車販売に取り掛かりました。

熱血漢かつ人情家という性格と、その類まれなる手腕、自身の経験からなる深い現場知識を持ち合わせており、多くの社員に愛されている名経営者との評価を受けています。

ランボルギーニの歴史

トラックやトラクターの製造がメインだった創業期

1946年にイタリアに帰国したフェルッチオはイタリア国内のトラック不足という問題に目を付けました。そしてそれを解決するため、トラックの製造事業を開始します。元々軍の車両だったものをフェルッチオ自ら改造し、トラックとして販売。この方式が功を奏し、多くの利益を獲得します。その後はチューニングショップを作りつつ、トラックだけではなくトラクターの製造にも事業を拡大。この変化に伴って、ランボルギーニ トラットーリが設立されました。これがランボルギーニの始まりです。

最新技術による事業拡大と、スーパーカーへの転換

1950年代に入るとランボルギーニはさらに事業を拡大します。当時のイタリアでガソリンは非常に高価なものでした。そこでランボルギーニは独自のエンジンシステムであるイン・パボリザトーレを開発。廃熱を用いて軽油を気化させて動力するため、ガソリンの使用を最小限に抑えられるこのシステムを用いたトラクターが大ヒットを飾ります。

また1960年にランボルギーニ・ブルチアトーリ SpAを設立。この事業はボイラーやエアコンの製造をメインとしており、自動車とは離れたものでした。にもかかわらず事業は大成功。この二つをきっかけにランボルギーニは大きな成長を果たしました。

事業を成功させ、多くの富を手に入れたフェルッチオはスーパーカーの収集に没頭します。しかし、当時のスーパーカーはデザインこそ優れているものの、走行性能や快適性に難を抱えていました。そんな中、ある日自身の所有していたフェラーリのスーパーカーのクラッチが故障しました。フェルッチオは自らの工場にフェラーリを運び、解体して修理を試みます。するとパーツの多くがランボルギーニが製造するトラクターと同じものであることを知ります。ここでフェルッチオの頭の中に、自らフェラーリに負けないようなスーパーカーを作りたいという考えが生まれ、ランボルギーニはスーパーカーの製造、販売へと手を出すことになります。

スーパーカーの製造、販売で一旗上げるも、経営危機に

1960年代はスーパーカーの製造、販売に力を注いだ時期になります。フェルッチオ自らフェラーリに使用されていたエンジンを改造し、それを用いたオリジナルのスーパーカーを製造。テストを繰り返しながら、フェラーリを超えるスーパーカーの完成を成し遂げようとしました。1963年には自動車部門であるアウトモビリ・フェルッチオ・ランボルギーニを設立しています。こうした動きが形となったのが、同年にトリノで行われたモーターショーで発表された「350GTV」モデルです。特徴的なボディラインからなる唯一無二のデザインが高い評価を受けました。その一方で走行性能や取り回しの部分の評価が芳しくなかったこともあり、すぐさま販売には至らず。このモーターショーで受けたフィードバックを参考に作り直された「350GT」モデルが翌年発売され、スーパーカー事業の幕が上がりました。

当初は既存の自動車メーカーとの比較や、元がトラックやトラクターの製造というスーパーカーとはかけ離れた事業を中心とするメーカーといった部分が足を引っ張りましたが、じわじわと評価が好転。「350GT」モデルの後継であり、250台以上を売り上げた「400GT」モデルの発売を機に大きく事業を拡大します。その後も「ランボルギーニ・ミウラ」や「ランボルギーニ・カウンタック」といった名車種を発売し、世界屈指の自動車メーカーとして知られていきました。

ただし、良い事ばかりではありません。スーパーカーの製造、販売が成功する一方で、元々あったトラクターの製造事業での失敗が影響し、ランボルギーニグループは経営危機に陥ります。1971年にはランボルギーニ・ブルチアトーリ SpAの株式を全てイタリアの名門自動車メーカーフィアットに譲渡し、アウトモビリ・フェルッチオ・ランボルギーニの株式の51%をスイス人投資家ジョルジュ=アンリ・ロゼッティに売却しています。さらに1974年にはオイルショックの影響を受け、残りの株式も売却され、完全にフェルッチオの手から離れることとなりました。その後もさまざまな会社の傘下を転々とし、1999年から現在まではドイツの自動車メーカーアウディの傘下に位置しています。

近年の動向とモータースポーツへの進出

経営危機によりさまざまな会社の傘下に入った1980年代以降、ランボルギーニは世界中の自動車メーカーと協力し、より良い車両の製造に務めるようになりました。実際に今では株主のアウディを所有するフォルクスワーゲンの規格や知識を用いて車両製造を行っています。

また当初はフェルッチオの意向によってモータースポーツへの参加をしていなかったランボルギーニでしたが、フェルッチオから経営権が離れてからは参加するようになっています。参加当初はエンジン供給のみでしたが、1994年ごろからは自社の車両を用いてのレース参加を開始し、現在は多くのレースに参加しています。

ランボルギーニの魅力

ランボルギーニにはさまざまな魅力がありますが、ここでは3つに絞って解説します。

優れたブランドイメージ

ランボルギーニの魅力として真っ先に思い浮かぶのが、優れたブランドイメージです。ランボルギーニは高級車の象徴とも言える存在なので、持っているだけで自身に付加価値を付けられます。またランボルギーニは元々トラクターの製造をメインにしていた会社ということや、フェラーリへの対抗意識などから、「力強さ」をブランドの特徴と位置づけています。ランボルギーニの車両に乗ることで、この「力強さ」を感じられるのも魅力です。

スーパーカーとしての優れた車両デザイン

スーパーカーとしての優れた車両デザインもランボルギーニを語る上で欠かせない要素です。低い車高と鋭い流線形を特徴とする車体は唯一無二のデザインとなっており、数あるスーパーカーの中でも抜群の存在感を放っています。加えて思わず目を引くのがドアの形状です。車のドアは横向きに開けるのが一般的ですが、ランボルギーニのスーパーカーは上向きに開くようになっています。これによって車高が低くても無理なく乗降でき、特異なデザインと利便性を両立しています。

力強いエンジンと優れた快適性

力強いエンジンと優れた快適性も、ランボルギーニの魅力です。その時代における最先端の技術を用いたエンジンを採用しているため、他のスーパーカーに遅れを取らない走行性能を実現し続けています。実際にランボルギーニのスーパーカーは、当初から最高時速300kmを超えるモデルがあり、現在は燃費や環境への配慮も考慮されたモデルも発売されています。優れたスピードと燃費の良さを併せ持ち、快適かつ爽快な走行体験を味わえるのは、ランボルギーニの車両だからこそと言えるでしょう。

カウンタックについて

カウンタックとは

1971年にスイスのジュネーブで行われたモーターショーで初めて発表されたスーパーカーのモデルです。カウンタック(クンタッチと発音することも)はイタリア北西部の方言で「驚き」を意味する言葉であり、その言葉通り当時のスーパーカー市場に驚きを与える革新的な車両でした。独自のエアインテーク機構や自然吸気を用いたV型12気筒エンジンを搭載することで得た非常に高い走行性能に、全高1,030 mmという低さと角ばったエッジシェイプ、滑らかな流線形のシルエットが醸し出す宇宙船のようなデザインが兼ね備わった唯一無二のスタイルが魅力。1970年代から始まるスーパーカーブームの牽引した車両として、今でも多くの人々に愛されています。

カウンタックの歴史

1971年にプロトタイプの「ランボルギーニ カウンタック LP500」が発表されたのが始まりです。1974年には最初の市販車モデルである「ランボルギーニ カウンタック LP400」が販売されます。さらにLP400の問題であったパワー不足を改善した「ランボルギーニ カウンタック LP400S」が続きます。その後も17年間に渡り「ランボルギーニ カウンタック LP5000」や「ランボルギーニ カウンタック LP5000 クワトロバルボーレ」、「ランボルギーニ カウンタック アニバーサリー」などさまざまなモデルが発売されました。1990年に後継である「ランボルギーニ ディアブロ」の販売が開始すると、カウンタックはその役目を終えます。しかし2021年に約30年ぶりとなるカウンタック、「ランボルギーニ・カウンタック LPI 800-4」が発表されたため、再び注目を浴びています。

ランボルギーニが発表した最新モデル「ランボルギーニ・カウンタック LPI 800-4」について解説

前述したようにランボルギーニは2021年、約30年ぶりとなるカウンタックを発表しました。それが「ランボルギーニ・カウンタック LPI 800-4」です。ランボルギーニ初となるハイブリッド型のスーパーカーとなっており、自然吸気6.5リッターV型12気筒エンジンと電気モーターの併用により優れたパワーを持ちます。デザイン面では初代カウンタックをベースに、固定式のヘッドランプや六角形のテールランプといった最新の要素が取り入れられています。

「ランボルギーニ・カウンタック LPI 800-4」のスペック

(出典:https://www.lamborghini.com/jp-en/

メーカー希望小売価格240万ユーロ(約3億7,000万円)(税込)
車体サイズ全長‎4,870mm×全幅2,099mm×全高1,139mm
ホイールベース2,700mm
排気量6,498 cm³ (396.5 cu in)
重量1,595kg
エンジンの種類自然吸気6.5リッターV型12気筒エンジン電気モーター
エンジン最高出力(エンジンと電動モーターの混合時)‎814CV(599kW)/8,500rpm
エンジン最大トルク720N・m/6,750rpm
駆動方式4WD
トランスミッションリア機械式セルフロッキング・デファレンシャル付き電子制御全輪駆動システム (Haldex gen. IV)
タイヤサイズ(前輪)255/30 ZR20 92Y/(後輪)355/25 ZR23 107Y
最高時速355 km/h
燃料タンク容量70ℓ

「ランボルギーニ・カウンタック LPI 800-4」の魅力

最大の魅力は、圧倒的な車両スペックとデザインによる抜群の走行体験です。自然吸気6.5リッターV型12気筒エンジンと電気モーターの組み合わせにより高いエンジン出力を実現し、僅か2.8秒で時速100kmに到達できます。それでいて扱いやすいトランスミッションと四輪操舵システムの補助によるスムーズなハンドリングを備えるため、運転の難易度が抑えられ、公道を問題なく走れます。

「ランボルギーニ・カウンタック LPI 800-4」の購入方法

現在、「ランボルギーニ・カウンタック LPI 800-4」を日本で手に入れるのは難しいと考えられます。「ランボルギーニ・カウンタック LPI 800-4」が全世界で112台の限定生産であり、既にその多くが販売済みとなっているからです。どうしても手に入れたい場合は、常に国内のディーラーの仕入れ状況をチェックしつつ、増産を待つことになるでしょう。

まとめ

以上が「カウンタック」の歴史や特徴、おすすめポイントについての解説。最新モデル「ランボルギーニ・カウンタック LPI 800-4」の紹介でした。

「カウンタック」を使うことで日々の移動に新たな可能性が生まれ、生活をより楽しくしてくれます。この記事ではランボルギーニが販売している「カウンタック」を中心に紹介しましたが、他にもさまざまな車両が販売されています。これを機に、お好みの車両をお探しになってみてはいかがでしょうか。